計量士という資格があります。計量士とは,
どのような資格なのでしょうか。

計量士の資格は「計量の基準を定め、適正な計量の実施を確保し、
もって経済の発展及び文化の向上に寄与する」
という計量法に基づいて設置されたようです。

この計量士の資格は、経済産業省の管轄になります。
分かりやすい説明は,難しいのですが、
計量士が一体どのような仕事なのか説明しますね。

計量士には、
①「環境計量士」②「一般計量士」があります。

①環境計量士

さらに,騒音・振動関係と濃度関係の二種類があります。
濃度関係の環境計量士は、工場から排出される
ガスや有害物質などを調査します。

大気中の空気がどれだけ汚染されているか、
土壌がどれだけ汚染されているかを計量・証明していきます。

○騒音・振動関係の環境計量士

工場の近隣や建設現場、自動車道路や線路の近く、
飛行機などの騒音や振動を計量・証明するのが仕事です。

②一般計量士

長さや体積、熱量などを計量・証明したりします。
また,計量器の点検や管理をします。
この三種類の計量士資格のうち、最も試験の難易度が高いものがあります。

それは,濃度関係の環境計量士ですね。
平成20年度の合格率は13.2%でした。
続いて騒音・振動関係の環境計量士の難易度が高いです。

平成20年度合格率は17.9%。
一番難易度の低い一般計量士でさえ、
平成20年度合格率は19.7%になります。

ですから,しっかりと受験対策を行わなければ合格は難しいことになります。
環境計量士は都道府県知事の登録を受けた計量証明事業所に、
一般計量士は適正計量管理事業所や分析会社などに
就職するのが一般的です。

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