ヒアルロン酸の保水能力には驚くものがあります。
1グラムという少量でも、ヒアルロン酸は、6リットルもの水分を
保水できるという潤いを保つ力があります。

ヒアルロン酸によおって肌やしっとりした肌を守る働きをしているのは
多くの人が知っています。

ヒアルロン酸の働き

ヒアルロン酸の働きは他にもあります。
説明したいと思います。

○栄養素を身体の隅々に運び補うという機能があります。
ヒアルロン酸は私たちの体を形成している細胞同士をつないでいます。
その血液が運んだ栄養素を体のいたるところに供給します。

○ヒアルロン酸は老廃物と一体化して体外へと押し出す役目も担っています。
○関節への負担を減らしたり滑らかに動かす役割があります。
○ヒアルロン酸は関節軟骨や関節液の中にあります。

それが衝撃を和らげ潤滑油の役目を果たすことで関節の動作をサポートしています。
ヒアルロン酸の量が少ないと、関節が上手く作用しなくなりますね。
その結果動きが鈍くなってしまいます。

眼球内部におけるヒアルロン酸の働き
それからもうひとつが、眼球内部におけるヒアルロン酸の働きです。
ヒアルロン酸は眼球内部の硝子体という部分に大量にあります。

眼球の丸みを形作るとともに強く押されても傷まないように守ります。
それだけではなく、硝子体を濁らないようにするためにも
ヒアルロン酸はなくてはならないものです。

加えて感染の影響から保護したり傷ついた部分を短期間で治したりします。
ヒアルロン酸は健康維持のために必要不可欠な成分なんです。
このようにヒアルロン酸はたくさんの役目を持っています。

しかし、年を重ねていくことで量は少なくなりますね。
身体の機能低下や外見の老化に影響を及ぼしています。
ヒアルロン酸が不足したら、それをおぎなわなくてはなりませんね。

そのために補給するための栄養ドリンクやサプリメントがたくさん販売されています。
現在ではヒアルロン酸を効率よく摂取するための開発や研究がさかんに行われています。

 

コラーゲンもヒアルロン酸も良く聞く単語です。
コラーゲンやヒアルロン酸に関しては、肌の若さと美しさを保つ効果が
高い成分として同じように扱われることが多いようですね。

そのせいもあって、コラーゲンもヒアルロン酸も同じ種類に属す物質の名称であると
思い込んでいる人も少なくありません。
誤解をなくすために、コラーゲンとヒアルロン酸に関する知識を、
もう一度確認をしてみましょう。

ヒアルロン酸という成分はアミノ酸と同物質のムコ多糖の1つになります。
コラーゲンは皮膚や毛髪、骨、さらに腱(けん)なども組み立てるための
タンパク質の1つですね。

ヒアルロン酸を含むムコ多糖類についてはそれだけで体内に残留することはありません。
タンパク質であるコラーゲンは保水性に欠けているようです。
それゆえ、タンパク質とムコ多糖は混ざり合って細胞をつなぎながら存在しています。

保水能力がとても優れていることがヒアルロン酸の大きな特徴ですね。
私たちの身体には、約60~70%が水分でできていますね。
血液を除外したほぼ全てはヒアルロン酸などのムコ多糖に依存されています。

そして、コラーゲンが持つ機能は皮膚に注目して考えるとわかりやすいでしょう。
皮膚表面のすぐ下にある真皮層は、水分を除く成分の約7割は
コラーゲンだと言われています

コラーゲンは高い弾力性がある繊維状の組織ですね。
細胞と細胞をつなぐ役割を果たしています。
ヒアルロン酸がコラーゲンの繊維組織の中にも入り込んで、水分を保っています。

一般的な食事から十分なヒアルロン酸を摂取するのは難しいですね。
しかし、コラーゲンは鶏の手羽先、牛のスジ肉、そしてシラスなどが
含有量が多いとされています。

加えて、高級食材のフカヒレやツバメの巣もコラーゲンを豊富に含む
食べ物として知られていますね。
アンチエイジングをする上では、年齢を重ねるごとに減少する
コラーゲンやヒアルロン酸を増やすのが重要です。

 

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