一夜漬けの暗記は、すぐに忘れてしまいます。
そういう経験をされた方も多いでしょうね。
暗記したことを長く定着させる方法はないものでしょうか。
どうすれば良いのでしょうか?
暗記したことを忘れないためには、脳に「重要なこと」だと認識させなければなりません。
そうすることで記憶として定着させるのですね。
そのために3つの重要なことがあります。
○睡眠をしっかりとること
○繰り返し覚えること
○内容に興味や関心をもつこと
確かに覚えたはずなのに、少ししたら思い出せないことがあります。
そういう経験は誰にでもあるでしょうね。
脳の構造では、重要でないことは記憶として残さない、というものがあります。
人間の脳にも容量があります。
過去からの記憶を全て残しておくことは、まず難しいですね。
ですから、重要でないことは寝ている間の脳の処理で捨てられてしまいます。
また、深い悲しみや苦しみを抱えたままでは生きていくのが困難ですね。
人間は、嫌なことは徐々に忘れるようにできているんですね。
逆に重要な出来事や自分にとって興味深いことなどは、記憶として定着させます。
睡眠中にそういう処理を行っていきます。
ですから、睡眠時間を削って嫌々勉強して、
無理やり覚えたとしてもあまり効果がありません。
記憶を定着させる機会を減らしてしまっているのでしょう。
また、嫌な気持ちで覚えているため、「嫌なこと」として消去されてしまうのでしょうね。
暗記したことを長く定着するには、楽しく覚える工夫も大事になりますね。
暗記の定着には、覚えるときに使う器官が増えるほど高まっていきます。
視覚だけで覚えるよりも,手で書いたり、音読しながら覚える方が、
はるかに暗記の定着も良く、すぐに覚えることが出来るようですよ。